STEP01
ナナメウエの家づくり-ひろがる空間の方程式-
夢のマイホームを建てる際に一番気になる建築コスト。
床面積が増えればコストも比例して上がります。
希望は叶えたいがコストは抑えたいというお客様のニーズに
ナナメの着想でアプローチする新しい家づくりのご提案。
ひとつの箱を途中で少しずらすことでナナメの線が長くなります。この仕組みを家づくりに応用したのがランドメイドシステム、スキップフロアのイエの大きな特徴。
箱を家の中の部屋のひとつと考えれば、空間の容量(容積)は変わらないのに、空間の広がりや用途が増すと言う不思議な現象が起こります。床面積(㎡)からアプローチする従来の家づくりに対して、ランドメイドシステムでは空間容量(㎥)で家づくりと向き合います。縦×横という平面的な設計で家を考えるのではなく、そこに『ナナメ』を織り込んで立体としての空間から着想し、土地と空間を最大限に活用するプランニングによって、画期的な住環境を生み出しています。
STEP02
採光の極意-自然の光を室内に感じる暮らし-
南から差す光はもちろん、北から差す光も上手に採り込みます。
北向きの部屋は暗いという常識は、スキップフロアのイエには通用しません。
隣の家までも「上手く利用」しながら、窓を設置する位置、窓の形状や大きさ、さらにはガラスの種類まで緻密に
計算し、南からはもちろん北からも自然光を採り込みます。
暗くなりがちな北向きの部屋にも、自然光が降り注ぎます。
採光に対する考え方の基本は、北向きの部屋でも自然光だけで新聞が読める明るさを確保すること。冬至日の太陽の位置(南中高度31度)に合わせ、自然光が室内の奥まで届くよう高低差をつけて窓を設置します。
光の特徴である「反射」にも目をつけ、隣の家の外壁に反射する光を室内に採り込んだり、吹き抜け部分から入る光を白い壁(クロス)に反射させて一層明るくするなど、緻密な計算のもとに採光を工夫しています。
自然光を室内に拡散させるため、窓のガラス選びも工夫。
光の「反射」に加えて、光の「拡散」にも採光の極意があります。それは、より明るさを確保したい時には『デコボコガラス』を選択するというもの。このガラス(型板ガラス)には視線を遮る効果だけではなく、通常の透明ガラスに比べて表面積が増え、光を拡散させる効果もあります。つまり、より広範囲に自然光を届けることができるのです。
高い位置にある窓や北側の窓には、この『デコボコガラス』を採用することで明るさを確保しています。
家具の配置も考えることで、無駄のない採光を実現。
「リビングに家具やソファを実際置いてみたら、窓の半分が隠れてしまって暗くなり、外からの見た目も悪い」というケースが往々にして見かけられます。こんなことがないように、プランニングの段階から家具の配置も考えて設計。デザイン性や機能性に配慮しながら、無駄のない採光を実現します。
STEP03
幸せな風景-家族の絆が深まる空間マジック-
気分的にも風通しの良い空間づくりは、視線を『ナナメウエ』に向けるのがコツ。
効果的な採光により、室内の通風性も比例して高まります。でも、それだけではありません。
空間を『ナナメウエ』に持ち込むことで開放感が増し、家族との関わり方やプライバシーにも効果を発揮。
縦発想によって限られた空間を活かし切ることで、住み手の気持ちに期待以上の価値で応えます。
対角線の長さで開放感を生み出す空間プランニング。
たとえば、幅10m・高さ10mの空間において、高さ5mのところで空間を2m横にずらしてみると、対角線の長さが14.1mから15.6mに延びます。
この対角線を人間の視線と考えれば、ずらすことによってより遠くまで見渡せるようになり、空間の広がりが増すことになります。
これが『ナナメウエ』の空間プランニング。同じ広さなのに、より広く感じる空間マジックです。
キッチンから、少しフロアが上がったリビングを見上げたり、逆にリビングから少しフロアが下がったキッチンを見下ろしたり、開放感は格段に違ってきます。
たとえば、お料理をしながらお子様の姿が見渡せたり…。
キッチンから見上げるとリビングの一角(キッチン側)に奥行きのある低めのカウンターを設ければ、このカウンターを机代わりに勉強するお子さんの姿を料理しながら見渡せます。
キッチンでお母さんがひとりぼっちになることはなく、リビングにいる人たちとお互いに顔を見合わせて会話ができるという、些細なことかもしれませんが、毎日の生活を考えれば、家族の絆を深める大切なワンシーン。
立体的な空間プランニングによってより良いライフスタイルを演出します。
1階なのにバルコニーがあり、窓はカーテン無しでもOK。
少しフロアが上がったリビングへのアプローチには、その高低差を活かしてバルコニーも設置できます。
大きな窓で通風性が増すことはもちろん、通常の1階の窓に比べて高い位置にあり、しかもバルコニーの壁もあるため、外からの視線をある程度遮ることができます。大きな窓で明るく風通しが良いのに外からの視線がそれほど気にならず、よってカーテン無しでもOK。
空間がすっきりして開放感がさらに増し、家族のプライバシーが守られます。
また、2階のバルコニーまで行かなくても1階バルコニーに洗濯物が干せるため、家事の軽減にもつながります。